初心者の文法学習のコツ

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大人が語学学習を始めるにはまずルール(文法)を覚えるのが最も効率がいい、ということを<社会人の英文法は思い出して確認する作業>でもいいましたが、頭から1章ずつ完璧にやる必要はありません。

文法学習にはちょっとしたコツがあります。

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100%理解するよりも、7割の理解でどんどん進める

真面目な性格の人ほど、一つ一つきちっと理解してから次に進むというアプローチを好む傾向がありますが、英語でそれをやっているとなかなか学習が進みません。なかなか進まないと終わりが見えず、モチベーションが続きません。

文法学習は7割理解できたらOKとして次の項目に進みましょう。そしてどんどん進めてまずはテキストを1回終わらせます。

7割でOKにしていますから当然1回で全て覚えられません。最初にやったところは半分ぐらいしか覚えていないかもしれませんがそれでいいのです。

前にやったところを100%忘れていることはまずありませんので、2回目は1回目の半分程度の時間でテキストを終えることが出来ると思います。それを何度も繰り返します。

1. 一つの章を学習する
   ↓
2. 7割理解出来たら次の章へ進む(7割は「大体」でOKです。)
   ↓
3. 2つ目の章を学習する。
   ↓
4. 7割理解出来たら次の章へ進む
   ・↓
   ・
   ・
5. 最後の章まで終わったら、再度1へ戻る(2周目)

この1~5のサイクルをわからないところが無くなるまで繰り返します。

テキストを一つ一つきちっと進めて1冊終えても、初めにやったところはいくらか忘れています。いくらキッチリやっても。

それよりは7割の理解でどんどん進めてテキストを2周、3周とやったほうがより記憶に定着します。

学習の優先度を考える

新しいことを学ぼうとするとき、まずはその分野の全体像を先に把握すると、最初に学ばなければならないことと後で学べばよいことが見えてきます。

例えば英文法の「冠詞」。あのaとかanとかtheとか日本人に馴染みのない例のヤツです。

この「冠詞」は、今から中学英語をやり直す人がいきなり覚えなければならない文法ではありません。冠詞を付けない英文は確かに変ですが、意味が全く伝わらない訳では無いからです。(本来はI have an apple.が正しいがI have apple.でも英文になっている。変ですが)

最初に学習が必要なのは動詞の役割や名詞や形容詞など、英語の骨格となる部分の学習です。英語の基本的な骨格が分かったうえで血となり肉となる冠詞や前置詞を学んだほうが理解しやすいです。

文法書で動詞の章が最初のほうに書かれて冠詞が後ろのほうに書かれているのはそのためです。

中学英語のカリキュラムは良くできている

英語をやり直した社会人の目から見ると、中学の英語は今まで外国語の知識が全くない人が一から学べるようになっており、非常によくできたカリキュラムだと思います。決して巷で批判されているような知識偏重のカリキュラムではありません。

基本的に、<社会人の英文法は思い出して確認する作業>で紹介した「中学英語やり直し用」のテキストであれば、学習の優先順位を気にする必要はありません。テキストの頭から素直にやっていけばスムーズに学習できるでしょう。

まずはテキストを1周やり切って英文法の全体像を把握しましょう。

そして一通り全体像を押さえてしまえば、仮定法、分詞構文、過去完了などは中学英語の延長にあるだけです。後からゆっくりやって大丈夫です。(実際これらの文法は高校1年で学ぶ内容です)