汚い英語は覚えないほうがいい?いやいや逆でしょ!

よく質問サイトなどで、洋画や海外ドラマで使われているスラングや汚い言葉についての質問を見かけるときがあります。

その中で必ずあるのが、

・それをネイティブに言ったら必ずトラブルになるから知る必要ない

とか

・初心者はそんな言葉を覚える必要はない

と諭す人がいますよね。

子供に言うのならともかく、大人の質問に対して随分失礼な回答ですよね。

私はこういった差別的なワードや下品なワードこそ初心者が知っておくべきだと思います。

知った上で使わない、これがFワードの基本です。

汚い言葉を知らないと罵られているのか差別されているのかわからない

「汚い言葉は知らなければ使わないので余計なトラブルに巻き込まれない」という意見もありますが、汚い言葉を知らないと自分が差別されているのか罵られているのかわかりません。

バカにされているのに言葉がわからなくてヘラヘラ半笑いしているのはなんか情けないですよね。

逆に会話の端々に”fuck”と聞こえるからバカにされているのだろうか…ってモヤモヤしてしまうのもイヤなものです。

最初のうちは「こんな使われ方がある」ぐらいに覚えておけば十分です。

Fワードとは

※今回のテーマは下品な言葉、汚い言葉なので伏せ字にしません。

Fワードとは、four-letter-wordのことで、4文字で表す下品な言葉のことを指します。

fuck(性交),shit(うんこ), piss(おしっこ), dick(男性器), cunt(女性器)

など、他にもたくさんありますが、大体4文字で表されるのが多いので4 letter wordsと呼ばれています。

英語はこれらを使った罵る言葉がたくさんあります。代表的なのは

・fuck you!(クソ野郎、ぶっ殺す)
・mother fucker!(クソ野郎)

この2つは言ったら最後必ずトラブルになります。というか相当頭に血が登っていないと出てこない言葉です。

普通に取引先に訪問している分にはまず耳にしませんね。

特にmother fucker!は喧嘩する気満々じゃないと普通は言わないので、耳にするとすれば夜の街とかお酒が入る場所でしょうか。

日常会話でのfuckの使い方

一方、相手を罵るわけでなく、普通の会話でfuckを使うこともよくあります。

・Fuck! I overslept!(ヤッベ、寝過ごしちゃった!)
・What a fucking day!(なんて日だ!)
・That’s fucking cool!(メッチャ格好いい!)
・don’t fuck with me!(ふざけんなコノヤロー!)
・fucked up!(やっちまった!/全然ダメだ!)
・What’s the fuck!(一体何なんだよ!)
・fucking A!(そのとーり!)※yes代わりに使う

誰かが「fuckは動詞、名詞、形容詞、副詞と何でも使える最強ワードだ」言っていたのですが、実に的を得ています。

ここに挙げたのはほんの一例ですが、総じてパブリックな場では使えません。あくまでも友人、知人の気心が知れた間柄じゃないと使えません。

日常会話で使う分には、日本語の「本気(マジ)」に近い感じです。

・マジ、ヤベー
・マジでぶっ殺す
・マジふざけんじゃねーぞコノヤロー

仕事で初対面の人に「マジ、ヤバいっすよね」とか絶対言わないですよね。何度か仕事して打ち解けてから、飲みに行くようになってから砕けた言い方できるような感じと似ています。

ただ、初心者が無理に会話にfuckを入れると、日本語で言うと変な関西弁を使うぐらいにイタい感じになっちゃいます。

Fワードを使う距離感が初心者には難しいのですが、基本は「使わない」ことです。

クリスチャンは4ワードを使わない

Fワードは基本的に使わないほうがいい、というのはノンネイティブが使うと板についていないイタさが出るのと、相手によって使い分ける難しさがあるからなんです。

一般的に、敬虔なクリスチャンやいい家庭の出自の人はFワードは使いません。

いくら気心が知れた間柄になったとは言え、調子にのってFワードを使うと相手が「引く」のがわかります。

恐らく苦笑いされるか、いい人だと「あまりfuckとか使わないほうがいいよ」って言ってくれると思います。

日本語でも「マジでヤベーよ」とか「このゲームマジでクソ」とか、みんながみんな言ってるわけじゃないですよね。

それと同じです。

fuck, shitはピー音が入る

アメリカの地上波ではFワードには必ずピー音が入ります。CDの歌詞もそうですね。

こういったピー音を入れてFワードを消すことを”censored”(検閲済み)といいます。

一方、映画などは有料なのでピー音が入らずに公開することができます。

このピー音が入らないものは”uncensored”(未検閲)と言います。

実際は検閲されていないわけじゃなくて、あまりにFワードが多いと子供が見られないようにR指定されたりします。

日本だと性器を表す言葉や人を蔑む言葉に対してピー音が入りますが、「クソ-」はそのまま放送していますね。

Fワードを知ればドラマやドキュメンタリーが楽しめる

私はDiscovery Channelの”Fast & Loud”(ファスト・アンド・ラウド)という、古いクルマをレストアするカーショップのドキュメンタリ番組が好きなんですが、この番組に出てくる人達はとにかく言葉にFワードが入りまくるのでピー音だらけなんですね。

テキサス訛りでピー音入りで怒鳴りまくるので何を言ってるのかさっぱりわかりませんが、それでもいつも見ているとfuckやshitの形容詞、副詞的用法がなんとなく見えてきます。

自分でFワードを使うことはなくても、Fワードの使われ方を知ることは英語圏の文化を知ることに繋がります。

fuckなまとめ

・Fワードはトラブルを避けるためにも知っておくべき
・非ネイティブは調子にのって使うべきではない
・人によってはFワードを好まない人もいる
・Fワードを知ると映画やドラマが楽しめる

このFワードに対する付き合い方は、その人の置かれている環境によって違うと思います。

例えば、大学に留学する人であれば現地の年の近い友人が多くできますし、かなり濃い友人関係を構築できるので、Fワードも正確に使い分けられるようになると思います。

一方、駐在せずに仕事で行き来する人は、学生のノリで付き合うような友人関係まで行くことはほとんどありません。付き合いが長いと自宅に招待されたり家族ぐるみで付き合うこともありますが、それでも学生時代の友人のような濃い付き合いにはなることはまれでしょう。

そういった距離感の友人とはFワードを使うような関係になることは少ないと思います。

このサイトを訪問される人の多くは英語を学習している社会人だと思いますので、今はFワードは知識として頭の片隅に入れておく程度で十分でしょう。