英語を最短でマスターするために”音読”が欠かせない理由

英語を学習する目的は

・大学入試のため
・留学するため(TOEFL)
・TOEICを受けるため
・仕事で使うため
・海外出張のため

などなど、様々だと思います。

せっかく勉強するなら、そのパワーを無駄なく使って効率よく習得したいですよね。

効率良く英語を習得するために欠かせないのが「音読」です。

英語学習で音読するのとしないのでは、学習効率が3倍以上変わってきます。

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なぜ音読が学習効率を上げるのか?

数学や物理などの勉強では、教科書を黙読して理論を理解して、その後練習問題を解くというやり方が一般的です。

「目」を使って教科書を読み、思考や解答をノートに「手」で書くので、

・インプット:目と手
・アウトプット:手(解答)

ですよね。

英語の学習も同様の方法でやっている人が多いと思いますが、これに音読を加えると

・インプット:目と手と
・アウトプット:手と

と、インプット/アウトプットに入出力手段が1種類ずつ増えます。

これは何を意味するかと言うと、脳に対して刺激を加える方法が増えるのでより記憶に定着しやすいことを意味します。

私も最初の頃は、ひたすら机に向かって文法学習、電車の中では単語帳の例文を必死に黙読していたのですが、どうにも頭に入らなくなって挫折しかけました。

もう何と言うか、何回やっても覚えられない自分自身に腹が立ってくるんですね。

自分の頭の悪さに辟易して、、、もう少し賢い頭があったら…なんて考えても急に頭が良くなるわけでもなく。

そうこうしているうちに少し頭に上った血も下がってきて、テキストのわからないところを指でなぞりながら声に出してゆっくり読み返すようにしたのです。

文節を一つ一つ区切るようにゆっくりと声に出して読んでいくと、解説の内容が徐々に理解出来るようになってくるのです。さっきまで理解できなかったのに。

今思うと、黙読しているときのスピードがかなり速かったんだと思います。

私は読書量がそれほど多くはありませんが(小説を月に2~3冊程度)、それでも黙読は音読の2~3倍程度の速さはあると思います。

そのため、ついスラスラ読もうとして文章の先に視線を送るものの、肝心の内容が頭に入って来なかったんです。

そりゃそうですよね。

文芸書だったら、物語の情景や背景などはそれほど考えなくても文章を読めばスラスラ頭に入ってきますが、英文法の解説なんて読んでスラスラ頭に入るわけがありません

ゆっくりと区切るように、しかも声に出して読むことで、目と耳から入ってきた解説を頭の中で噛み砕くことが出来るわけです。

この「頭の中で嚙み砕く時間」を作るのに、音読が最適なのです。

音読は最短で英語の思考回路を作る

音読することで、英語の文章がどのようになっているのか体で覚えることができます。

この「体で覚える」という感覚が大事です。

スラッシュリーディングを紹介した記事でも触れましたが、英語は頭から読んで頭から理解する癖をつけないと、といつまで経っても英文読解力がつきません。

関連記事:
>>長文を速く読みこなすにはスラッシュリーディングが効果的!その方法とは

英文読解力がまだついていないときに黙読すると、どうしても文の中で前に行ったり後ろにいったりしながら頭のなかで和訳を組み立ててしまいます。

しかし音読すれば、文章を前に後ろに移動することは不可能です。

That hotel has a buffet breakfast every morning.

この文章をわざわざ日本語訳の順で

That hotel, every morning, has a buffet breakfast.
(あのホテルは、毎朝、バイキング形式の朝食を出している)

なんて音読しませんよね。

つまり口に出して音読すれば、英文を英語の語順で理解するしかありません。

音読はスピーキングの練習も兼ねる

ウチの子供がまだ幼稚園に通っていたころ、図書館で絵本を借りてきては寝る前に読み聞かせていました。

その中に、イギリスだったかアメリカの幼児向けの絵本がありました。英文の下に和訳文が併記してある絵本です。

幼児が読めるぐらいの内容なので英文も超簡単です。

ある時、子供が早く寝付いてしまったので和訳文ではなく英文のほうを読み聞かせるように音読してみると、なんと超簡単な英文なのにスラスラと読めないのです。ひっかかって噛みまくらないと読めないのです。

こんな簡単な英文すらまともに読めないとは。(笑) 正直落ち込みました。

黙読ではスラスラ読めていた文章でも、いざ音読してみると意外とスラスラ読めないんですね。

それからというもの、英文を読むときは基本的に音読で読むことにしました。

半導体チップの英文マニュアルなども声に出して読むようにしました。

もちろん大声だと恥ずかしいので小声でブツブツ言いながら音読していましたが、そのおかげで海外のエンジニアと打ち合わせするときの英語表現を、英語マニュアルの中の表現からずいぶん拝借しました。

つまり、英文マニュアルを音読していたためにその表現が頭に焼き付けられ、打ち合わせのときにその表現を引き出しから出して使うことができたわけです。

これは音読していないと記憶の片隅にすら残らなかったと思います。

まとめ

音読することで、

・インプット/アウトプット時の手段が増える。(口と耳が追加)
・口と耳を使うことで今まで以上に印象深く脳に焼き付けられる。
・音読するとスピーキングの練習になる。

というメリットがあります。

一方でデメリットとしては

・英語の勉強中はずっとブツブツ言ってて気持ち悪がられる。

ぐらいです。

家族には音読の趣旨をきちんと説明しておけばそんなに気持ち悪がられることは無いでしょうし、電車やカフェなどの公共の場では、声のボリュームを落として「ボソボソ」話す程度にしておけば、周囲に不審がられることはありません。

これらのメリット/デメリット(pros/cons)を鑑みれば、英語学習で音読をしない理由はありません。

最短で英語をマスターしたいと考えている初心者の人はぜひ”音読”をして効率よく英語学習を進めて欲しいと思います。