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その語学留学、本当に必要ですか?

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私は全ての留学を否定するつもりはありません。

しかし英語を勉強するためだけに留学する、いわゆる”語学留学”はコストパフォーマンスが良くないと思っています。

今回はその理由を説明したいと思います。

語学留学は投下したコストに対するリターンが少ない

例えば、TOEICで400点ぐらいの初学者の人が、現地のESL校(English as Second Language:英語を母国語としていない人のための英語学校)に3~4か月行ったとしても、帰国時に良くても5~600点、まず700点を超えることはないでしょう。

もちろん学習意欲が高く現地で必死に勉強すればそれ以上の実力がつく人もいるかもしれません。

しかし、海外の刺激的な雰囲気に影響されて予習復習もせずにただ学校に行ってるだけだと、600点にも満たないレベルで帰国するかもしれません。実際そういう方のほうが多いです。

留学にはそれなりに費用がかかります。

往復の航空券、入学のためのビザ取得、現地での学費、住居費、食費、レンタカーなどの交通費、等々、留学する国や地域、滞在期間によっても異なりますが、少なくとも数十万単位でのお金が必要です。

学生であれば時間が比較的自由になりますが、社会人が語学留学するとなると仕事を休職、もしくは退職していくことになります。

勤務先の会社が理解があって休職扱いにしてくれるのであればよいですが、単に語学留学のために休職を認める会社はほとんど無いと思います。

そう考えると、数十万円を使ってほんの数か月英語漬けの環境に身を置いて、せいぜいTOEIC600~700点程度では投資したお金と時間に対してリターンが少ないと思いませんか?

仮に仕事を辞めて語学留学するとしたら、無職で留学することになります。

無職という不安定な身分で留学するのであれば、せめて帰国時には英語レベルが再就職の武器となるぐらいになっていないと割に合わないです。

TOEIC400点レベルの人でも、留学せずとも今の仕事を続けながらスコアを700点以上にアップすることは十分可能です。

しかも今は効率よく学べる方法がたくさんありますし、リスニングもネット上から無料で入手することが出来るので、あえて安定した職を辞めて大金を使って語学留学することには疑問を覚えます。

留学の意義とは

本来、「その国に行かないと学べないこと」があるから留学するわけです。

古くは明治初期などは欧米の技術や文化を学ぶために多くの日本人が海を渡りました。

加工技術だったり、繊維技術だったり、はたまた芸術だったりと、国内では学べない技術があるから留学しました。

それには当然、現地語の習得は必須ですが、外国語を学ぶためだけに留学した、という話は寡聞にして知りません。そもそも渡航自体、政府の許可が必要な時代に気軽に語学留学していたとも思えません。

あくまでも目的は学問や技術の習得であって、語学はその学問や技術を学ぶためのツールに過ぎなかったのです。

留学に向いている人とは

・学びたい学問や技術が日本に無く、その国に行かないと学べない人

こういう人はもう、現地に行くしか無いですね。

そりゃそうです、国内で学べないのですから。「行くしかない」というより、是非行くべきです。

このタイプの人にとっては英語は目的を達成するための単なる手段なので、英語でつまづいている暇はありません。さっさと日本で英語を身につけて、持っている資金を専門性分野の留学のために集中すべきでしょう。

・お金に余裕がある人

仕事を辞めても1年程度は貯蓄で生活出来る人で、かつ面倒臭がりな人は、四の五の考えずに語学留学に行ってしまうのも一つの手です。

勉強方法とか一々調べて実践するのが面倒!という人でも、現地のESL校に通ってさえいれば、なんとか読み書き出来るようになるでしょう。

自分で調べたり考えたりする手間をお金で解決する、というのも時間を節約する上では一つの手ですね。というかそんな余裕のある人はこんなサイトなんか見なくていいはず(笑)。

これら以外で英語を身に着けなければならない人は、国内で頑張りましょう。

正しい方法で集中してやれば、語学留学よりも効率よく英語を身に着けることが可能です。

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