ごあいさつ
はじめまして。サイト管理人のMalua(マルア)と申します。
大学卒業後、大手電機メーカーの子会社に就職して回路設計、ソフトウェア設計など職種を転々としながら、現在は都内のIT系企業でエンジニアとして働いています。
イラストは若者風ですが実態はアラフィフのオジサンです。
私の英語歴
中学時代、英語は比較的好きな教科でした。
当時の私の英語の先生は、英語を学問としてではなく英語を使うとこんなに世界が広がるんだよ~、ということを面白おかしく授業してくれる先生で、珍しく誰も居眠りすることがない授業だったことを覚えています。
しかし高校に入ってからは、英語は大学進学のための重要教科となり次第に受験対策色が強くなっていきました。こうなると英語を勉強することを楽しいと感じられなくなってきてしまい、その感情に比例するように英語の成績も落ちていきました。
それでも大学入試のためだけにイヤイヤ勉強しましたが、大学に入ってからは英語の単位は最低限で済むように履修していました。
当時は「英語が大嫌い!」という程ではなかったのですが、英語にあまり関心がありませんでした。英語というより外国に興味が無かったと言ったほうがいいかもしれません。
就職した会社は大手電機メーカーの子会社でしたが、ほぼ100%国内市場だけで売り上げていた会社なので「グローバル化?何それ?」という空気に満ち溢れていました。
同僚がボーナスで海外旅行に行くのを見て、そんなお金があればどんなに美味しいものが食べられんのよ?と本気で思っていました。日本は食べ物が美味しいし車や電化製品の信頼性は高いしサービスはいいし、海外で知見を広げる、ということに全く興味が無かったのです。
会社から突然海外出張を命じられる
今の会社の顧客はほぼ100%国内企業で海外との接点は皆無でしたが、アメリカのとあるベンチャー企業のコンポーネント(部品)に自社製品を対応する必要が出てきました。
すると当時の上司からこの案件のプロジェクトマネージャーを命じられたのです。当時40歳になったばかりのときです。今まで国内案件ばかりで英語はさっぱり出来ないにも関わらず。
私は、英語についてはかなりの苦手意識を持ったまま社会に出てきました。
エンジニアなので海外製品を使う機会はありましたが、マニュアルなどはgoogle翻訳を使えば十分読めたので英語が出来なくてもさほど不自由しませんでした。
しかしいきなり海外メーカーと交渉・打ち合わせするのはハードルが高すぎます。というか無理です。そもそもパスポート持ってないし。
とりあえず最低限必要な英文を覚えて出発
出発は2週間後。大急ぎで戸籍謄本と住民票を取り寄せてパスポートを申請します。
申請している間に英語をやり直そうと思いましたが、出発まで時間が無いのに文法やらボキャブラリ強化しても10日やそこらで英語が蘇ってくる訳がありません。
そのため、まずは海外旅行用の英会話本を買ってきて、海外旅行で普通に使うと思われる定型文を20~30文程度を暗記しました。入国審査やレンタカーオフィスでの会話例やホテル、レストラン、道の尋ね方など、本当に基本的な会話を丸暗記しました。
そのおかげもあってか、入国審査~レンタカー貸出~訪問先企業まではなんとかトラブルも無くたどり着くことができました。
しかしネイティブの話す英語がさっぱり理解出来ず
訪問先の会社までたどり着けたものの、いざ打ち合わせが始まると相手が何を言っているのかさっぱりわかりません。ゆっくり話してもらっても理解できないのです。
ホワイトボードに図やキーワードを書きながらなんとか意思疎通しましたがほとんど筆談です。あまりに言葉が通じなくて情けなかったことを覚えています。
そのため、今でも出川イングリッシュを見ても笑えません。
中学英語からやり直す
出張での会話がほとんど筆談で、しかも言いたいことの半分も言えなかったのはかなりストレスでした。言いたいことが言えないと交渉事ではどうしても後手に回ってしまいますし、なにより情けない気持ちで一杯になります。
流暢に話せなくてもいい。自分の言いたいことをカタコト英語でもいいので表現できるようになりたい。
そんな想いから、一念発起して中学英語からやり直すことにしました。
当初は英文メールもgoogle翻訳の出力をそのまま貼り付けていましたが(これでも結構意味が通じる)、中学英語をやり直しているうちに先方のアメリカ人から「最近、英語うまくなってきたね」と言われるようになってきました。
根が単純なので、褒められると今まで以上に勉強に力が入ってさらに英語力が伸びる、という相乗効果で比較的短期間で英語力を上げることができました。
初めての海外出張から1年半後にはTOEICでスコア750、その1年後には890まで上がりました。
私がこのサイトを立ち上げた理由
初めての海外出張に行ったあたりから、今まで国内市場だけ見ていた会社が海外市場を視野に入れた方向に舵を切り始めました。国内人口が自然減していれば国内市場も縮小するので、海外市場に打って出ざるを得ないのは世の流れです。
そうなると今まで英語なんて何処吹く風だった会社が急に英語学習を奨励するようになり、さらには人事考課にTOEICスコアが課されるようになってくると、仕事の能力は高いのに英語が出来なくて苦しむ同僚を多く目にするようになってきました。中には「もう40も半ばなのに今更英語なんて覚えられないよ」と自棄になる同僚もいました。
私は今でこそ躊躇せず海外に電話したりTV会議で議論出来るようになりましたが、以前の私を知らない人たちからは「海外駐在されていたのですか?」とか「学生時代留学していたのですか?」とよく聞かれます。
しかし私は語学留学したことも海外駐在経験もありません。40歳で初めてパスポートを取得した、毎年の健康診断で脂質異常症を指摘されるどこにでもいる中年のオッサンです。
そんな私でも中学英語からやり直して、短期間で不自由なく海外企業と仕事出来る英語力を身につけることが出来たのです。
このときに私がやった勉強法や考え方は、これから英語学習を始めるビジネスマンの役に立てるのではないかと思い、このサイトを立ち上げました。
今のあなたの能力に英語がプラスされたら、会社内でのあなたの価値は今より一段も二段も上がりませんか?
歳を取ってからでも十分に英語は習得出来ます。歳のせいで単語やイディオム(慣用句)が覚えられないなんてことはありません。それは思い込みです。
諦めればそこで終わりですが、頑張れば今のポジションがより強固になりますしさらに上を目指すことも出来ることでしょう。
そのヒントをこのサイトから感じていただければ幸いです。
2016年5月
malua(マルア)
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