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文法が嫌いな人、苦手な人は「パターン」で覚えよう

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学生時代のトラウマから、文法用語を聞いただけで鳥肌が立ったり頭が拒絶する、という人も少なくないと思います。

そんな文法嫌いな人でも、難解な文法用語を理解せずに英語学習できる方法を紹介します。

なぜ文法学習が必要なのか?

当サイトでは、何はともあれ学生時代に学習した英文法をやり直すことを推奨しています

なぜなら、留学経験も駐在経験も無い純日本人が外国語を効率よく学ぶにはそのルールである「文法」を知るのが一番の近道だからです。

文法を知らずして英語を学ぶのは、コーチの指導を受けずに我流でスポーツに取り組むようなものです。

やっていればいつかは上手くなりますが、何年かかるかわかりません。

大学受験などで英語を必死にやった人であれば、当時の文法用語を思い出しておさらいするのが一番の近道なのですが、日本語には馴染みのない「現在分詞」「過去分詞」「現在完了」などの文法用語でイヤになった人も少なくないでしょう。

私も「分詞構文」や「to不定詞」で一度挫折しています。

文法をパターンで覚える

フジのバラエティ「世界衝撃映像社」の通訳で有名な小熊弥生氏は自身の著書でこう言っています。

学生時代の私は、文法が大嫌いでした。「現在分詞」「過去分詞」「現在完了形」「仮定法」など、文法を説明する日本語の意味がわかりにくく、混乱してしまうことが多かったのです。

(中略)

私の「文法嫌い」が直ったのは、トフルゼミナールでは小難しい文法用語を一切使わずに教えてもらえたからです。TOEFLはアメリカに留学する外国人学生の英語力を測るために実施されているテストですから、対象は「英語を母語としない人」。このため、TOEFL対策として世界で定評のある参考書では、混乱を招きがちな難しい文法用語を避け、文法を”パターン”で攻略する方法を採用しています。
(引用:「TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール」より)

小熊氏は「世界衝撃映像社」では完全に仕込みの怪しげな通訳者ですが(笑)、実際はかなりの実力をもった同時通訳者です。

そんな彼女でも学生時代は文法が苦手で、システマティックに英語を学習するのに苦労したそうです。

しかし文法をパターンで学習する場合は、まず「recommend, suggest, demand, order, request, propose, decideといった動詞が出てきたら、とっさにthat節の中の動詞を原型にする」というように反射的に正しい答えを導く練習をします。「そういうものなんだな」ということがわかるまで身体にしみ込ませることが大切で、理屈については後から必要に応じて理解すればいい、という考え方です。
(中略)
パターンによる文法の学習は、テスト対策に限らず、仕事で英語を使う方から趣味で日常会話の勉強をされている方まで幅広く有効です。
(引用:「TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール」より)

英語を学ぶ人が必ずしも難解な文法用語を理解しなければ前に進めないわけではありません。

学習効率としては悪いですが、何度も何度も耳で聴いて覚えるのは、幼児が周囲の大人の英語を四六時中聞きながら徐々に覚えていく方法と似ています。

しかし、幼児が覚えるプロセスと決定的に違うのは、パターンで覚える方法は系統立てて学習するようになっていることです。

文法は理屈から入って練習問題で確認していきますが、パターンで覚える方法では、理屈の部分を飛ばして「そういうもの」として覚えてしまうのが先です。そして使っていくうちに、後から文法の意味がわかってきます。

これは、どちらの方法がいいとか悪いというのではありません。

目的に対してのアプローチが異なるだけで、最終的に「英語を身につける」という目的はどちらの方法でも同じ。

登山に例えると、体力のある人は最短で頂上に行ける男坂を選べばいいし、体力に自信が無い人は距離は長いけど坂が緩やかな女坂を選んでいいのです。どちらも頂上を目指すのは同じです

パターン学習でお勧めの書籍、教材

「たった72パターンでこんなに話せる英会話」(アスカカルチャー)

学生時代も含め、英語をほとんどやっていない超初学者の人は、中学英語で構成された「たったの72パターンでこんなに話せる英会話 」がお勧めです。

72パターンの中に日常生活で必要な英文法が全て含まれており、文法をこと細かく学習しなくても知らず知らずのうちに身に付きます。

「TOEFL対策完全英文法」(トフルゼミナール英語教育研究所)

上の書籍が易しすぎる人には、この「TOEFL TEST対策完全英文法」がお勧めです。

TOEICで500点に満たない人だと少しレベルが高いかもしれません。

TOEFLとTOEICはテストの毛色が少し違いますが、英文法で言えば学ぶところは同じです。

この本は分量が少し多いものの、文法解説が今一つわからなくても量をこなすように学習していくとだんだんと理解出来るようになっています。

7+English(セブンプラスイングリッシュ)60日完全記憶英会話

これは書籍ではなく、英会話の教材です。日常英会話のフレーズを60パターンに分類し、1パターンにつき10例文、合計600例文を覚えることで英会話をマスターする、という教材です。

この教材は文法や理屈と徹底的に排除して、とにかく最短で英語を話せるようになることを目的とした教材で、60パターン、600例文を暗記することは、英文法のパターンを暗記するのと同じことです。

この教材には難解な文法用語はほとんど出てきませんし、実際、教材の中で詳しい文法解説はしていません。

そのため、TOEICや英検などの英文法学習に直接効果があるものではありませんが、英文法を学習せずに日常英会話をマスターしたい人には向いています。

学習の進め方や1日に覚える分量などもテキストに進めれば覚えられるので、難解な文法用語にアレルギーのある人や、あれこれ学習計画を立てるのが苦手な人には向いている教材だと思います。

関連記事:
>>7+English~60日完全記憶英会話~のレビュー

英文法という理屈を先に学んでから学習を進めるか、文法パターンを丸暗記して後から理屈を覚えるかは、自分に合う方法で進めればいいと思います。

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