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英語圏のネイティブはほとんど外国語が出来ないから、卑屈にならなくていいですよ

shakehand

40歳過ぎて英語をやり直した私は、海外出張に行くたびに頭が英語の心配で一杯でした。

通じなかったらどうしよう、相手の言ってることがわからなかったらどうしよう、とにかく言葉に自信がありませんでした。

でも今になって思い返してみると、英語のことでバカにされたことは覚えている限り2度しかありません。

英語が出来なくてバカにされたこと

1度目:ファーストフード店での注文時

確か2度目の海外出張でカリフォルニアのとある会社に訪問途中、昼前だったので道すがらファーストフード店に寄ったときのことです。英語が苦手なので、滞在中はファーストフードばかり食べていました。

店員にタコスとドリンクのコンボセットを注文したところ、フレンドリーな黒人店員は注文したものについてあれこれ聞いてきます。おそらくソースはどうするとか、中に入れる野菜がどうとか、そんな類のことを聞いているんじゃないかと思ったのですが、あいにく全く聞き取れず意味がわからない。こういうことか?と聞き直してもどうもそうではなさそう。

すると店員の顔色が見る見る曇ってきて、You should speak in English!!(←多分)と怒鳴られました。

隣のレジでやりとりを見ていた黒人のおじさんもびっくりして、その店員に向かって「この人、外国人なんだから仕方ないじゃないか」的なことを言ってくれて、「すまんな、アメリカ人がみんなあんな感じだと思わないでくれ」と言うのです。いや、そう言ってくれたのかどうか実際のところよくわかりませんが、場の雰囲気と流れでそんな感じだったと思います。多分。

今思い出しても、なんであそこでキレられたのかよくわかりません。

2度目:打ち合わせの席上にて

アメリカの半導体ベンダにて打ち合わせしていたときのこと。

アメリカ人エンジニア2人と私1人、計3人で打ち合わせしていたときのこと。一人は私のカウンターパートで、ある程度気心も知れていましたが、もう一人は初めて会うエンジニアでした。

そのエンジニアは、冗談は全く言わずニコリともしない、アメリカ人にしては気難しそうな感じです。

当時、私の英語はTOEIC400点程度でとても打ち合わせなどできるレベルではなかったのですが、ホワイトボードに図を書いて、筆談でかろうじて意思疎通出来ているような感じです。当然、議論のテンポが遅くて、そのエンジニアが苛立っているが手の取るようにわかりますが、かと言ってどうすることも出来ません。

彼はこちらの課題に対していろいろ案を出してくれるのはいいのですが、正直、場当たり的な案ばかり。すると下手な英語で反論され続けることに堪忍袋の緒が切れたのか、ぼそっと「英語のわからない奴にはどんなに提案しても意味がないよ」的なことを言うのです。

そのときも何を言われたのかはっきりと聞き取れなかったのですが、カウンターパートのアメリカ人の顔が一瞬で変わって「おい、そんなこと言うな!」(Hey, Don’t say such silly things! ←多分)と怒り気味に言ってたので、彼から見ても礼を欠いた言い方だったのでしょう。

打ち合わせが終わった後に「あいつは少し気難しい奴なんだが悪気は無いんだ。だから許してやって欲しい」とフォローしていましたが、その会社と付き合いが深くなって知り合いが増えていくと、そのエンジニアの評判は見た目通りだったことがわかり、妙に納得しました。(笑)

これ以外にも、英語でバカにされたことはあったのかもしれませんが、自分で自覚できたのはこの2つだけです。

アメリカ人は英語以外話せない

そもそも英語を母国語とする国の人間の多くは外国語が出来ません。英語自体がほぼ世界公用語なので、外国語を勉強する必要性がありません。

アメリカ人も高校や大学で外国語(多くはスペイン語)を勉強しますが、必要に迫られていないのでどちらかと言えば教養的な位置付けです。それに比べると平均的な日本人の英語のほうが相当レベル高いと思います。

まともなアメリカ人ほど母国語以外話せないことを恥ずかしいと思っていますし、母国語以外の言語を話せる人間には(例え下手でも)敬意を払うのが普通です。

もちろん、会社や組織によっては外国語を話すアメリカ人の比率が多いこともあるでしょう。でもその場合でも挨拶に毛が生えた程度のレベルでも自信たっぷりに「○○語が話せる」と言い切る人も少なくないので、日本人の感覚で額面通り受け取ると肩透かしを食らいます。

この傾向はイギリスやオーストラリアなどでも同様でしょう。

英語が下手で卑屈になる必要なんかない

日本では英語が出来ないことを戒めるためか、「英語が出来なくて笑われた」話とか、外国人タレントが「あなたの英語はこんな風に聞こえる」と言ったことが時々メディアで放送されます。

しかし、イッテQの出川イングリッシュを見てもそうですが、「あなたの言ってることがわからない」と言われることはあっても、英語が下手なことで人間性まで否定されることはありません

もしあなたが外国人旅行者に英語で尋ねられて上手に英語で答えられなくても、決して焦ったり卑屈になったりすることはありません。

むしろ「あなたたちが英語しか出来ないから私も仕方なく英語を使うけど、私の英語が下手でも我慢しなさいよ」ぐらいに思うのがちょうどいいです。

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