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歌がうまい人は英語の発音がいい、という仮説

なんとなく前から感じていたのですが、耳がいい人って英語の発音がどんどん上手になるような気がします。

一方で、耳があまり良くない人はそれなりの発音です。

ここで言う「耳がいい」というのは、耳が良く聞こえる、という意味ではなくて、正確に聞き取れる、という意味です。

この違いはどこから来るのでしょうか?

訛りが取れる人、取れない人

北関東や東北出身の方で、もう東京に20年以上住んでいるのにお国訛りが残っている方がいますよね。(別にそれが悪いと言ってる訳じゃありませんよ)

本人は標準語を話しているつもりなのですが、口から出る発音はなぜか出身地の訛りが残ってしまう。

一方で、同時期に同じ地域から上京してきたのに完全に訛りがない標準語を話す方もいます。

私自身も地方出身者なのでよくわかるのですが、幼少期は全く同じ言語環境で育ったのに、なぜこうも違ってしまうのか、ずっと不思議に思っていました。

ところが先日、ふと「これは”耳の違い”によるものではないか?」と思ったんです。

耳がいい=音を正確に聞き取れるので、聞き取った音を忠実に口から再現することができるんじゃないか、と。

耳が悪い、つまり音に対して感受性が低いと、自分が話している言葉のイントネーションがおかしいことに気が付きません。そのため、自分では正しい発音で話しているつもりなのに訛りが残っていることに気が付かないんじゃないかと。

そう考えると、今まで不思議に思っていたことの説明がつきます。

歌唱力は発音にも通じる?

そういえば、カラオケが上手い人も英語を勉強すると、どんどん発音が良くなる気がします。

これも、歌が上手=耳がいい、から来ているのではないでしょうか。

耳がいいと、自分の歌声が原曲に対して合っているかどうか判断できるので、耳にフィードバックされた歌声と原曲との差分を微調整出来るんじゃないかと。

歌がうまいと言えば、松田聖子さんの英語の発音はノンネイティブにしてはかなり上手だと思います。(You tubeで見られます)

彼女はハワイ大学への短期留学やアメリカでの滞在経験がありますが、何年も滞在していたわけではありません。ネイティブの個人教師を付けて練習したようですが、それでも比較的短期間であの発音を身につけることが出来たのは、耳が良かったと考えると不思議ではありません。

英語の発音がいいことと、仕事が出来ることは別

もちろん英語の発音はいいに越したことはありません。

ただ、発音がいいことと仕事ができることは全く相関がありません。

発音はネイティブ並みなのに雑談しか出来ない人(彼氏/彼女が外国人で英語を覚えたような人)がいる一方で、ソフトバンクの孫正義氏や楽天の三木谷氏、元マッキンゼーの大前研一氏などの発音は外国語訛りのある英語にも関わらず、論理的な思考でネイティブスピーカーを説き伏せることができますし、実際に大きな成果をあげています。


孫さんのインタビュー。
所々、複数のsが抜けていたりするところがありますが、議論するには全く問題ありません。

このように、発音がいいことと人間の能力・仕事力には相関がありません。

  1. 発音が良くて仕事ができる → 理想
  2. 発音が悪くても仕事ができる → 英語学習者に目指して欲しいところ
  3. 発音が良くて仕事ができない → 英語学習はそこそこに、業務スキルを上げる努力をしましょう
  4. 発音が悪くて仕事もできない → まずは業務スキルを上げましょう

本サイトは英語初心者のビジネスマンが効率よく英語を習得することを目的とするサイトですが、業務スキルがあっての英語なのは言うまでもありません。

関連記事:“英語しかできない”残念な人

この「耳がいい」→「歌がうまい」→「発音がいい」というのは、私の拙い経験から立てた仮説であって、科学的な裏付けがあるわけではありません。

どこかの脳科学者が研究してくれることを期待します(笑)。

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