卓球やテニス、バドミントンなどで1対1の試合は”シングルス”と複数形で呼ばれます。
”シングル”(single)自体が単数なのに、なぜ複数になるのでしょうか?
シングル対シングルは複数
シングル対シングルの「試合」を指すので、”シングルス”と複数になるんですね。
ちなみに英語の発音では”シングルズ”と濁音になります。(なぜかカタカナ表記では”ス”です)
同じくダブルも”ダブル”(double)自体が複数なのに、あえて”ダブルス”と複数のsが付きますね。
これも、ダブル(2人)対ダブル(2人)の試合を指すので、”ダブルス”。発音も正しくは”ダブルズ”です。
英語が日本語化すると、なぜか最後の濁音が無くなる
今回の本題からずれますが、なぜか英語が日本語化すると最後の濁音が無くなってしまいます。
例えば、
・バッグ(bag) → バック
・ビッグ(big) → ビック
・ベッド(bed) → ベット
・キューピッド(cupid) → キューピット
・ニューズ(news) → ニュース
・ビッグ(big) → ビック
・ベッド(bed) → ベット
・キューピッド(cupid) → キューピット
・ニューズ(news) → ニュース
と言った感じです。
日本語では最後の音が濁音だと落ち着かないのでしょうか。言われてみれば、濁音で終わる日本語はパッと思いつきません。
最近ではAppleのタブレット”iPad”も、人によっては”アイパット”と呼ぶ人もいますね。
私もアメリカでサングラスを買いにいったときに”サングラス”と言ったら、”Are you looking for sunglasses?”(サングラシーズ)と言い直されたことや、”コンタクトレンズ”を買いにいったら”Oh, you wanna contact lenses!”(コンタクトレンジーズ)と言い直されたことがあります。
恥ずかしかったけど「あー、2枚あるから複数なのね」と思ったものです。
でも、レンズが片方取れた状態のサングラスを表すためだけに存在する”sunglass”を不憫に想うのは私だけでしょうか……。
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