carとvehicle、使い分けできますか?

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今回は同音異義語ならぬ”異音同義語”(類語)の話。

どんな言語にも「同じ読み方で意味が違う言葉」、いわゆる同音異義語はあります。

例えば、日本語だったらこんな感じです。

・(はし)箸/橋/端
・(かいじ)開示/海路/甲斐路
・(こうか)高価/効果/硬貨/降下/硬化/考課/高架

英語の同音異義語はホモニム(homonym)といいます。

・(せんと) cent(1セント硬貨のセント)/scent(香り)
・(ばい) by(~による)/buy(買う)
・(ひあ) hear(聞く)/here(ここ)

日本語も英語も同じ読みであれば品詞が異なる場合が多いので、その違いは文意から識別出来ます。

「これはこうかなしなものです」と言われて「これは高架な品物です」と思う日本人はいないでしょう。

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異音同義語とは

逆に異音同義語、すなわち「同じ意味の違う言葉」(類語)はどうでしょうか?

日本語で言うとこんな感じです。

・(車) 車/自動車/車両
・(テスト) 試験/考課
・(お金) 金/硬貨/紙幣/金銭

英語だとこんな感じ。

・(車) car/automobile/wheel/vehicle
・(歩いている人) walker/pedestrian
・(見込み) prospect/likelihood
・(犯罪) delinquency/misdemeanor
・(宣告する) sentence/convict

わからない単語を辞書で引くと「あれ?この意味の単語って以前もあったような…?」ということがよくありませんか?

勉強を進めていくうちに異音同義語(類語)に出会うことが頻発してきますが、私たち英語学習者が困るのはその使い分けです。

car(車)やvehicle(車両)は比較的日本でも目にする単語なので、それぞれ辞書を引けばその違いを理解するのは難しくありません。

しかし、例えばdelinquencyとmisdemeanor(どちらも”犯罪”)の使い分け方はどうでしょうか?

この2つは自ら英語の情報を取りに行かない限り触れることはない単語で、辞書を引いてもその違いを体得するのは難しいでしょう。

このように辞書には用例や例文が乗っていますが、類語の使い分けを記載している辞書はほとんどみかけません。

異音同義語(類語)の使い分け方を知る方法は?

私たちノンネイティブスピーカーが類語の使い分けを厳密に意識する必要はありません。

carとvehicleが反対だとしても、違和感はありますが意味は十分に通ります。増してやノンネイティブなのですから。

しかし、知識としてその違いを知っておきたい、と思うのは学習者として普通の欲求です。

canとbe able toの使い分けやwillとbe going toの使い分けは、多くの書籍や英語指南サイトで解説されていますが、類語をまとめた書籍やサイトはほとんど見当たりません。

そういうとき、類語の使い分けを知るにはどうしたらよいでしょうか?

ネイティブスピーカーや英語の出来る日本人に聞く

比較的平易な類語は辞書を調べればわかるかもしれませんが、難しい単語や格式ばった類語などは調べてもわからない場合が多いです。

そういうときはネイティブスピーカーや英語の出来る日本人が周りにいれば、彼らに聞くのが手っ取り早いです。

ただし、教養があまり高くない人や教えるのが面倒に思っている人だと「そんなの気にしなくてもいいよ」とか「どっちでも一緒だよ」と、こちらの質問の意図を汲んでいない答えが返ってくる場合があるので注意しましょう。

ググってみる

私たちが不思議に思うことは、大抵世の中の誰かが既に疑問に思っているものです。

調べたい類語をググって(google検索)してみれば、大体誰かが同じ質問をしていたり、またその疑問に答えていたりするのが見つけられます。

インターネットが普及する以前は、先人の苦労を共有するには彼らが発行する書籍や、英会話スクール、もしくは留学するしかありませんでしたが、今では英語で苦労された方が立ち上げたサイトやYahoo!知恵袋などに同じ質問が出ていたりします。

そういった先人の苦労をありがたく拝借しましょう。(笑)

それでもわからないときは、Answersに聞いてみよう

身近に質問できるネイティブや英語が出来る人がいない、ググってみても違いがわからない、というときはYahoo!USAのAnswersに聞いてみましょう。

AnswersとはYahoo!Japanでいうところの”知恵袋”に相当する、あらゆるジャンルのQ&Aサイトです。

Yahoo! USA(www.yahoo.com)のトップページの右側にある”…More” → ”…More on Yahoo”と進むとYahooのサービス一覧が出ますので、Aの欄をみるとAnswersがあります。

残念ながらYahoo!Japanのアカウントは使えません。Yahoo!USAで新たにアカウントを取らなければなりませんが、Yahoo!Japan同様、無料で作れますので、この機会に作っておくといいでしょう。

多少下手な英語でも全然構いませんので、どんどん質問してみてください。

Answersは日本の知恵袋と違って、質問者を小馬鹿にしたような回答はあまりつきません。

外国人が英語を学んでいて、下手な英語で海外のサイトに必死に質問を書き込んでいるのを見ると、質問文の文法の誤りなどは指摘されず、質問内容に親切に答えてくれるのがほとんどです。むしろ多少下手な英文のほうが、外国人の質問だと思われて親切に答えてもらえます。

そして、Answersの回答で疑問が晴れたときは、今度はあなたが自身のサイトでそのQ&Aを公開したり、個人サイトをもっていなければYahooの知恵ノートに書き込んで、あなたの疑問をみんなと共有してあげてください。(これであなたはその類語の違いを初めて日本語で伝える人になったわけです)

Yahoo! Answersをチューター(家庭教師)替わりに使う

Answersで質問することは、まさに生きた英語によるコミュニケーションそのものです。

今更ペンフレンドなんてと思う人も、マンツーマンのSkype英会話もなんか恥ずかしいという人も、Answersであれば匿名で質問できますし、なにより自分の英語が相手に通じる嬉しさを知ると、いままでのシャイな気持ちが自信に変わってくることを実感できると思います。

私も今では英語の疑問は仕事で付き合いのあるアメリカ人に聞けるようになったのでAnswersを使う頻度が少なくなりましたが、それでもあまりにもくだらない質問で聞くのが憚れるときは、今でもAnswersに質問しています。