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カタカナ英語のイメージだと通じないし聞き取れない。発音を一度リセットしてみよう。

katakana

「読み書きはなんとかなるが、リスニングがちょっと….」という方、あなたの周りにもいませんか?

TOEICで800点以上取っている人でもリスニングが苦手でアメリカ人同士の雑談やテレビのトーク番組になるとさっぱりわからない、という人は少なくありません。

これは、カタカナ英語のイメージが邪魔をしてしまい、実際の発音を聞いても頭の中のイメージと繋がらないためなんです。

今覚えている発音を一度リセットしよう

「自分の発音が悪いせいか相手に通じず恥ずかしい想いをしている」という人は、覚えている単語をカタカナのイメージが間違っている場合が多いです。

例えば、初心者の多くは「水」と言えば「ウォーター」と覚えているでしょう。そのため、話すときもつい「ウォーター」と発音してしまいます。

しかしネイティブの発音する「水」は「ウォーター」ではなく「ワラ」です。「ワラ」と聞いても、頭にある”水”の発音イメージである「ウォーター」と繋がらないために同じ単語と認識できないのです。

そもそも「ウォーター」はほぼ日本語化しており「○×ウォーター」とカタカナ表記されている商品も多く「ウォーター」=「水」と強烈に記憶されてしまっているのも一因です。

その記憶イメージのままでネイティブスピーカーに「ハッワラー」と言われてもそれが「hot water=お湯」であるとすぐにわからないでしょう。 (”hot”は「ホット」ではなく「ハッ(ト)」)

知っている単語(しかも簡単な単語)なのに、間違ったカタカナ発音のイメージが邪魔をして聞き取れないのは本当に悔しいものです。

覚えている単語の発音は一度疑ってみる

“hot”を「ホット」、”water”を「ウォーター」と覚えていた人は、一度発音を疑ってみるべきです。

一体誰が最初にカタカナで表記したのか今となっては恨めしいですが、日本に入ってきた英語の中で現地の発音と全く異なる言葉がかなり多いです。

例えば簡単なところでは、

  • ウィルス → ヴァイルス
  • ワクチン → バクシン
  • ウォーター → ワラァ
  • ホット(熱い) → ハッ(ト)
  • アイスホッケー → アイスハッキー
  • コピー(複写) → カピー
  • センター(中心) → セナー(※)
  • インターネット → イナネッ(ト)(※)
  •  ※イギリスではtを発音するので、センター、インターネットと発音

  • テーマ → シーム(シはthの発音)
  • オアシス → オエイシス(aはアではなくエイとなる)

地名、人名では

  • ドバイ(UAEの首都) → デュバーイ
  • ウィーン(オーストリアの首都) → ヴィエナ
  • ヨルダン(国名) → ジョードゥン
  • エルサレム(イスラエルにある都市) → ジェルサレム
  • アブリル・ラヴィーン → エイブリル・ラヴィーン

これらはほんの一部で、一般的に浸透しているカタカタ英語と異なる発音の単語はこれ以外にもたくさんあります。

文字を見るだけだとほんの少しの違いなのですが、ネイティブスピーカーの発音を初めて聞くと、自身が覚えている発音イメージとマッチせず、言ってることがわからないという悪循環に陥ってしまうのです。

発音の再点検を

リスニングで聞き取れないセンテンスが出てきたときは、そのスクリプト(台本)を見て聞き取れない単語をチェックします。

例えば、”hot water”が聞き取れなかったとします。スクリプトを見ると「hot water」が「ハッワラ」に聞こえているので、自身が覚えている発音(”ホットウォーター”)と違うことをまず認識します。

辞書では、発音は発音記号を読んで発音を想像するしかありませんが、Weblioのようなオンライン辞書では検索した単語の発音を音声で聞くことが出来るので、正しい発音を確認して記憶している発音イメージを更新します

この作業で米語発音では「ホット」ではなく「ハット」であることを頭にインプット出来たので、これから”hot”=「ハット」が出てきても「ハット=熱い」が頭の中で繋がります。

しかし、そもそもカタカナ英語で覚えてしまった発音が今まで矯正されていなかったのは、単に正しい発音に出会っていないからであって、それは圧倒的にリスニングのインプット量が足りていない証拠です。

リスニングのインプット量を増やし、自身の発音イメージを厚くしていくことでリスニング能力が上がっていきます。それに連動してスピーキング能力も底上げされていきますので、地道にトレーニングしていきましょう。
 

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