社内の若手から
「”試作”と”試作品”、”量産”と”量産品”の使い分けって?」
「量産試作って英語で何て言うんですか?」
と聞かれることが多く、なんでかな?と思っていたらネットでググってもスバっと出てこないんですね。
確かに「試作」「試作品」と検索しても、どちらもgoogle翻訳で”prototype”としか出てこない。
今回は、製造現場でよく使うこれらの単語について整理したいと思います。
試作と試作品の使い分け
「試作」は英語で“prototype”です。
日本語でも「プロトタイプ」ということがあるのでお馴染みかもしれません。
一方、「試作品」は“prototype model”です。
(これらの装置は試作品です)
(全ての試作品は量産品と区別する必要がある)
他にも会社によっては
・trial product
なんて呼び方をするところもあります。
量産と量産品の使い分け
「量産」は“mass production”です。
“mass”には「質量、固まり、多量」という意味があります。
一方、「量産品」は“mass product”や“production model”と言います。
(これらの問題は次の量産ロットで解消される予定です)
日本でも”mass production”を略して「マスプロ」(MP)と言いますね。
(これらの問題は次の量産ロットで解消される予定です)
という感じに略語を使う場合も多いです。
量産試作はpre-production
「量産試作」は英語で“pre-production”と言います。
量産試作とは、量産用の製造ラインを通して製品を作る(試作)することをいいます。そこで出来上がったものが「量産試作品」ですね。
実際の量産ラインを通して試作品を作ることで、量産ラインが正しく機能しているかも同時にチェックします。
つまり、production(量産)の前(pre-)だから”pre-production”というわけです。
これも略して「プリプロ」(PP)ともいいますね。
他にも会社によっては
なんて呼び方をするところもあります。
量産試作品はほぼ製品レベルなので、多めに作って営業に渡したりします。(営業サンプルとして)
プリプロとパイロットランは異なる
量産品のことを“pilot-run”と言ってるサイトもありますが、これは厳密には間違いです。
“pilot-run”は量産ラインをテストするために流す試運転のことを言います。
パイロットランは実際に量産ラインに部材を流すため、量産試作と同時に行うことが多いです。
そのため、pilot-run = 量産試作と思ってしまったのではないかと思います。
あくまでも
・pilot-run:試運転
です。
ただ実際の製造現場ではパイロットランと量産試作を一緒にやる場合がほとんどなので、量産試作のことを
・pilot production
と呼ぶ場合もあります。
状況に応じて使い分けましょう。
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