どうしても単語を覚えられない!? 効率よく単語を覚えるには”ルール”を知ること

外国語の習得に単語の暗記は避けて通れません。

一般的に中学卒業レベルで1000語~1500語、高校卒業レベルで3000語~5000語と言われています。

これから英語を学習する人は「高校卒業レベルで3000語?はぁ~~~~」とため息が出るかもしれません。

でも安心してください。

英単語は全くランダムに暗記する必要はありません。効率よく単語を覚える方法がちゃんとあります。

初心者でも英単語を効率よく覚える方法について解説します。

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英単語を効率よく覚える方法とは

「ランダムに3000語を暗記してください!」って言われたらほとんどの人は挫折すると思います。私も無理です。

でも英単語って、頭(接頭辞)や語尾(接尾辞)の変化で意味や品詞が変化するので、その変化するルールを知れば他の品詞(動詞、名詞、形容詞、副詞など)や派生語を知ることができるんです。

その変化する代表的なルールについて解説します。

接頭辞による変化を知る

頭にin-/im-やun-が付くと反対の意味や否定の意味を持ちます。

例:
・inadequate(不十分な)←→ adequate(十分な)
・impossible(不可能な)←→ possible(可能な)
・unfortunately(不幸な)←→ fortunately(幸運な)
・uncomfortable(不快な)←→ comfortable(快適な)

このルールを知っていれば、”inadequate”という単語を調べて「不十分な」という意味であることを知ったときに「じゃあ”adequate”は逆に「可能」って意味なんだろうな」と想像できるわけです。

また、文中に”inadequate”と出てきたとき、その単語の意味を知らなくても「in-が付いているから何か否定的な言葉かも」と想像できますし、その想像を頼りに文の意味を知る手がかりになります。

もちろん、中には”impulse”(衝撃)といったim-が付いても否定的な意味ではない単語もあります。こういった例外はありますが、とりあえず「例外がある」ことを頭の片隅に置いといて進めてください。(impulseとpulseは否定関係にありません)

他にもこんな接頭辞があります。

接頭辞 意味
re- 再び remind(思い出す)

reunion(再結成)

pre- 前の pre-election(予備選挙)

prepare(準備)

dis- 非難、反対 disable(出来ない)
co- 相互に cooperate(協力する)
inter- 間の intermission(休止、幕間)

interface(境界、接点)

mono- 単一の monopoly(独占する)
bi- 2つの bicycle(自転車)

biannual(2年毎)

tri- 3つの triangle(三角形)
quad- 4つの quad-core(4つのコア)
deca- 10の decade(10年)
anti- 反対の、非 anti-war(反戦)
mal- 悪、不良 malfunction(故障)

malware(悪意のあるプログラム)

mis- 誤り、間違い misunderstand(誤解)

数に関する接頭辞は代表的なものだけ上げてみました。

数の接頭辞(mono-, bi-, tri-など)はラテン語や古代ギリシャ語に由来するものが多いです。

でもそれほど頻繁に会話に出てくるものではないので、気づいたときに調べるぐらいでいいと思います。

接尾辞による変化を知る

英単語は、よく語尾が変化して動詞、名詞、形容詞、副詞を表します。

例えば、”create”(創造する)は動詞ですが、語尾が変化して”creative”になると形容詞になります。

このときの-iveを接尾辞といいます。

さらに語尾が変化して、”creation”になれば名詞ですし、”creatively”になれば副詞になります。

それぞれ、-ion, -lyが接尾辞ですね。

この変化の規則を知っていれば、”creatively”という単語に初めて出会っても、語源がcreateであることが想像できますし、creation(名詞), creative(形容詞)の存在も想像できるわけです。

接尾辞 ~形容詞の場合~

形容詞は名詞、代名詞を修飾します。

接尾辞 形容詞(例)
-able, -ible eligible(適格で、適任で)
-al regional(地域の)
-ful beautiful(美しい)
-ic, -ical musical(ミュージカル)

ethnic(民族的な)

-ous nutritious(栄養になる)
-ish foolish(愚かな)
-ive creative(創造的)
-less endless(終わりのない)
-ant important(重要な)
-ent apparent(明白な)
-y sleepy(眠そうな)
-esque picturesque(絵のような)

接尾辞 ~名詞の場合~

接尾辞 名詞(例) 語源(動詞)
-ion animation(活気)

presentation(発表)

information(情報)

animate(動きのある)

present(現在の)

inform(知らせる)

-nce maintenance(整備)

experience(経験)

maintain(維持する)

experiment(試み)

-ment management(経営)

employment(雇用)

manage(どうにかする)

employ(雇う)

-er, -eer teacher(先生)

employee(被雇用者)

teach(教える)

employ(雇う)

-ist journalist(ジャーナリスト) journal(記録する)

概ね、-ableと付くのは形容詞です。”can” = “be able to~”のableも形容詞です。

接尾辞 ~副詞の場合~

副詞は名詞以外を修飾します。(名詞を修飾するのは形容詞)

接尾辞 副詞(例) 語源(形容詞)
-ly eligibly(適任な)

regionally(地方で)

beautifully(美しく)

creatively(創造的に)

importantly(重大に)

musically(音楽的に)

eligible

regional

beautiful

creative

import(意味する)

musical(音楽の)

語尾が-ly, -llyときたらほぼ副詞と思っていいです。

接頭辞、接尾辞で変化する語 → 派生語といいます

ここまで説明してきた、

・接頭辞(in-, un-, re-, pre-など)
・接尾辞(-able, -ful, -tiveなど)

を知ることで、肯定的な意味なのか否定的な意味なのかを大まかに知ることが出来ますし、1回辞書を引く労力で関連する品詞を一気に覚えられるわけです。

しかもこれらは全くバラバラの単語ではなく、一つの語から派生している派生語ですから記憶にも容易に残ります。

以前、英字新聞を読んでいたときに”inanimate”という単語を目にしたときのことです。頭にin-があるので、何かの否定であることは容易に想像つきました。

辞書を引いてみると”inanimate”は「活気のない、生命のない」という意味でした。ということは、”animate”は「活気がある」という意味ではないか、という予測が付きます。

実際に辞書で調べてみると”animate”は「生命を吹き込む、活気づける」という意味です。接頭辞から語源を予測できた例です。

私はそこで初めて「アニメーション」の語源は動詞である”animate”から来ていることを知り、アニメとは「絵に生命を吹き込むこと」、つまり”animate”だったことに気づかされました。

当初「アニメーションは英語で”animation”でそれ以上も以下でも無い」となんとなく思い込んでいたのが、inanimateを調べることで反対語のanimate, 名詞形のanimationを知り、「アニメ」の語源も知ることが出来たわけです。

単にランラムに単語を暗記するよりも、このように接頭辞/接尾辞を知って品詞のパターンを知った上で単語学習したほうが楽にたくさん単語を覚えらるのです

ちなみにここで上げた接頭辞/接尾辞を最初から一字一句暗記する必要はありません。

何にでも例外はありますし、接頭辞/接尾辞にも例外はあります。最初から例外まできちっと押さえる必要はありません。

接頭辞と、接尾辞(形容詞の語尾、名詞の語尾、副詞の語尾)をふわっと覚えて、あとは単語学習をやりながら覚えると自然に頭に入ってきます。