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語彙力(ボキャブラリ)を上げるのにフラッシュカードを使ってはいけない理由

flashcard

英単語を覚えるのに上の画像のような単語帳(フラッシュカード)を使った記憶はありませんか?

私も学生時代は良く使いました。表に英単語とアクセント部に印付けて、裏面には品詞と意味を書いてひたすら暗記しました。

もしあなたが、これから英語をやり直すために、昔を思い出してフラッシュカードを作ろうとしているのであればちょっと待ってください。

単語の意味だけ覚えても意味が無い

学生時代にフラッシュカードで単語を暗記していたのは、よく考えてみると試験対策ではなかったでしょうか?

昔の英語の試験は、冒頭に英単語の意味を問う問題が数問あったり、発音のアクセント部を問う問題がよく出題されていました。確か昔の英検もそんな問題があったような気がします。

そういう試験に対しては単語そのものを覚える方法はある程度意味がありましたが、英語の運用能力を測ろうとした場合に、単語の意味自体を問うことには意味がありません

例えば”candidate”という単語は「候補者」という意味ですが、candidate = 候補者ということを知ってるだけでは英語運用力としてはあまり意味がありません。He is going to job interview the new candidates.という文を読んだときに「彼は新たな候補者と面接します」と文意の中で理解出来て初めて意味のある知識となるわけです。

単語だけ暗記していると「候補者」としてだけ覚えてしまいます。実際には求職活動している応募者もcandidateですし、選挙に立候補する人もcandidate、軍の幹部候補生もcandidateです。文意によって微妙に意味が変わります。

単語は例文で覚える

単語は意味だけ覚えても、いざ文章として読んだときに文意として意味が取れなかったら意味がありません。

TOEICや英検などの英語運用力を測るテストでも「下記の単語の意味を、下の囲みのa~g中から選びなさい」というような単語そのものの意味を問う問題は出題されません

単語は例文で覚えたほうが実践的です。

例文になるとその文章の情景が頭の中に浮かんで単語の意味と結び付けられるので、単語そのものを暗記するという味気ない作業に比べて、集中力とモチベーションを持続し易いですし、実際に覚える効率がいいです。

実際、市販の英単語帳を使ってみるとわかりますが、単語の意味だけを覚えようとするとかなり苦痛だと思います。

しかし、例文を見て単語の意味を思い出すのはさほど苦労しないと思います。これは例文自体の印象が単語の意味を思い出すことを助けてくれるからに他なりません。

例えば、divideは「分ける、分割する」という意味の動詞ですが、この単語だけ見て意味がわからなくても

・She divides a cake into five pieces.

という例文を見て「あぁ、divideは分割するって意味なんだな」と分かればそれで十分です。例文にあるa cakeやfive piecesがdivideの意味を思い出すのを助けている訳です。これが例文で覚えるメリットです。

完璧に覚えなくてもよい

単語の意味そのものを暗記していなくても、例文を読んだときに思い出せればOKなので、単語自体は完璧に覚えなくてもいいのです。

例文を見て思い出せればそれは「覚えた」ことにしてどんどん先に進んだほうが、短時間でたくさんの単語を覚えることが出来ます。

単語をフラッシュカードで暗記しようとすると、その単語の意味を言えなかったらNGにしますよね。市販の単語帳の中には英単語の意味を語呂合わせで覚えるようなものもありますが、もはや歴史の年号を暗記する作業となんら変わりがありません。

私自身、歴史の年号を覚えるのが苦痛でしたし、それを暗記していることを問う意味が未だにわかりません。(笑)

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