サラリーマンが英語学習を効率的に進めるには、通勤時間などの空き時間を使った学習が不可欠ですが、テキスト、電子辞書、ポータブルプレーヤー等々、持ち運びが大変じゃないですか?
スマートフォン全盛の時代ですが、中には過度な情報社会を嫌ってスマホは使わない、ケータイで十分だ、という方も少なくありません。
もちろんスマホが無くても英語の学習はできます。しかしスマホがあると学習効率が飛躍的に向上します。
私が英語学習にスマホをお勧めする理由を説明します。
分厚い辞書を持ち歩かなくてよい
英語学習に絶対必要なのが
・和英辞書
です。
これらは紙の辞書だと結構な厚さですよね。家で学習する分にはいいですが、とても持ち歩く気にはなりません。
でもスマホには、英和辞書、和英辞書のみならず英英辞書まで全て1台に収められます。
通勤電車の中で英字新聞をつかってリーディング練習をするときも、ケータイ時代はわからない単語を調べる手段が無いのでその場では印を付けて、別途会社や家で辞書を引くという作業が必要でした。
しかしスマホがあれば、調べたい単語をいつでもどこでも調べられます。
辞書は、辞書アプリを購入してもいいですし、ネットに接続すればweblio辞書やExcite辞書など無料で使えます。かかるのはパケット代だけですが、通常はパケ放題などの定額プランに入っていると思いますので、気にすることもないでしょう。
私は格安SIMの3GBプランで使っていますが、往復の通勤時に辞書サイトにガンガンアクセスしても、数十MB程度のパケット量です。
これだけなら電子辞書でも代用出来ますが、スマホを使うメリットはこれだけではありません。
音声が聞ける
電子辞書でも単語の発音を音声で聞くことができる機能などがありますが、そもそもスマホは音楽プレーヤーとしての機能を既に持っています。
音楽プレーヤーとして使えるということは、世の中のCD媒体の音声は全てスマホに取り込めるということ。
単語帳に付属しているCDなどはスマホに取り込めば、駅まで歩いているときでもリスニングの練習に使えますし、通勤電車内でもリスニング練習に使えます。
余談ですが、通勤電車の中だとみんなスマホを使っているので特に朝夕はネット接続が重いです。都心や地下鉄なども朝夕のラッシュ時には接続出来ない区間もけっこうあるので、私は通勤時のネットは単語調べぐらいにしか使わず、ネット混雑の影響のない学習にスマホを使っています。
電子辞書だと自分の入れたい音声CDを取り込むことが出来ないので、やはりこの点はスマホが便利です。
英語学習アプリが使える
スマホ利用者が多いと、それを狙ったアプリ開発も盛んになります。
当然、英語学習者向けのアプリもたくさんリリースされており、多くのアプリは100円~数百円で利用できます。
私が一番効果を実感したのは、TOEIC Part5の文法穴埋め問題の練習用アプリ。
LAKITAの「TOEIC(R) テスト文法640問」で、Google PlayかApple Storeで入手出来ます。(99円)
470点対策/600点対策/730点対策/860点対策と4段階のレベルにそれぞれ160問、合計640問あります。
10問ワンセットになっているので、ちょっとした空き時間つかって解くことができますし、全部解いたらPart2という別アプリで更に640問に挑戦できます。(別アプリも有償)
1280問もあると問題自体覚えてしまった、なんてこともありませんので、何度も繰り返して使ううちに文法が頭に染み込んできます。
スマホがあればこうした英語学習アプリをたくさん使うことができますし、無料アプリにも結構優秀なアプリがたくさんあります。
ビデオ通話が出来る
スマホはパソコンが手のひらサイズになったようなものです。
SkypeやGoogleハングアウトなどのビデオ通話も当然のように出来ます。
ビデオ通話が出来るということは、オンライン英会話をスマホで受けることも可能です。
オンライン英会話と言えば、自宅パソコンからインターネット経由で講師とマンツーマンの授業を受けるのが普通ですが、どうしてもその時間にパソコンのある場所にいなければならないのがネックですが、スマホがあれば場所の制約が無くなるので、自宅でなくてもオンライン英会話を受講することが出来るわけです。
今でもスターバックスなどのカフェでネイティブ講師とマンツーマンのレッスンを受けている人を良く見かけますが、最近はスマホスタンドを立ててイヤホンマイクでオンライン英会話のレッスンを受けている人を見かけるようになりました。
予約した時間に必ず家のパソコンの前にいなければならない、という制約が無いのですから、例えば、出張で泊まりになったときでも、ホテルの自室からスマホ経由でレッスンを受けられるのは非常に便利です。
大体どこのオンライン英会話も1レッスン25分~30分単位です。スマホがあれば場所の制約が無く空き時間を有効に使うことができます。
まとめ
このようにスマホがあると、携帯電話、電子辞書、ポータブルオーディオプレーヤーをそれぞれ携帯しなくてもいい上に、たくさんの英語学習アプリを使うことができるのですから、これを使わない手はありません。
英語学習に使うスマホであれば、2万円台の廉価機で十分です。それに格安SIMの音声通話付きプランであれば月額1600円で3GBまで高速パケット通信が出来ますから、携帯電話の月額利用料+電子辞書代+オーディオプレーヤー代を考えればかなりのコストダウンになります。
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