一通り文法学習を終えて単語の語彙も増えていくと、微妙な類義語に出会う機会も増えてきます。
カンタンな所だとseeとwatchの違いとか、もう少し難しいところだとforecastとpredictの違いとかを調べたくなるときがあると思います。
上に挙げた例であればググれば親切な人が解説しているサイトが見つかるのでいいのですが、見つからないときはどうすればいいでしょう?
こういうとき私が良く使うのは英英辞書。英単語を英語で説明するいわば英語の「国語辞典」です。
今はネット上に無料で使える英英辞書サイトがあるので大変便利です。
英英辞書を引くと、英和辞書と同じようにその単語の”品詞”も分かります。どうせ辞書を引くなら品詞も一緒に押さえておきたいですよね?
なので、品詞の英語名を知っておくと、英英辞書で調べたついでに品詞の種類を確認できるのですごい便利です。
そんなに種類はありませんので、この機会に覚えておきましょう。
品詞の英語名
最低限、覚えておくといいもの。
品詞 | 英語名 |
動詞 | verb |
助動詞 | auxiliary verb |
副詞 | adverb |
形容詞 | adjective |
名詞 | noun |
代名詞 | pronoun |
出来ればこれも覚えておくと便利です。
品詞 | 英語名 |
関係代名詞 | relative pronoun |
関係副詞 | relative adverb |
固有名詞 | proper noun |
英英辞書で調べる単語は、動詞(verb)/名詞(noun)/形容詞(adjective)/副詞(adverb)が圧倒的に多いので、最低限この4つは押さえておいてください。
ちなみに”verb”の意味は「動詞」ですが、”verb”という単語自体は「名詞」です。(当たり前ですが…)
文の要素の英語名
ついでに文の要素についても載せておきます。
文型の学習が終わっている人にはお馴染みですね。
要素 | 英語名(記号) |
主語 | subject(S) |
述語(述語動詞) | predict verb(V) |
目的語 | object(O) |
補語 | compliment(C) |
でも動詞(verb)/名詞(noun)/形容詞(adjective)/副詞(adverb)ほど重要ではないので、軽く覚えておく程度でいいです。
無料で使える英英辞書サイト
ネット上で無料で使える英英辞書サイトを載せておきます。
私がよく使っているのはmerriam-websterです。
特に理由はありませんが、サイトのトップに”Word of the day”(今日の単語)というリンクがあって、日替わりで単語のウンチクが出てきます。暇つぶしに見るぐらいですが。
Oxford Learner’sは学習者向けなので、他の英英辞書よりはやさしめの語彙で説明しています。(とは言ってもほんの少しです)
まとめ
今回は、品詞の英語名を知っていると英英辞書を引いたときに同時に品詞(の種類)も確認できるので便利ですよ、という話でしたが、実は英会話レッスンでも結構役に立ちます。
以前、オンライン英会話でフィリピン人講師とレッスンしているときに、「この空欄部には”アジェクティブ”しか入らないんですよ、そのすぐ後ろの”ナウン”を修飾するので…」みたいなことを講師の人は言ってたんですね。
品詞名の英単語を知っていればすぐに理解できたんでしょうが、そのときは”アジェクティブ”が”adjective”=形容詞であることを知りませんでした。
また、TOEICのPart5の練習問題の中には、他の選択肢ではなぜ不正解なのかまできっちり説明していない問題がたまにあります。
「これが正解なのは理解出来るけど、でも他の選択肢でも問題無いような気が…」という疑問にまで解説されていないんですね。
そういう問題をよくオンライン英会話の講師に質問するのですが、そのときは上で紹介した文法用語を知っていると非常に便利です。
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