語学学習を始めるのに年齢は関係ない!

senior

英語を学ぶには、文法、単語、熟語(イディオム)等々、覚えなければならないことがたくさんあります。

「若い頃に比べると最近は記憶力が落ちているから…」とか「年取ってからの語学習得は若い人と比べて不利だから」とか、年のせいで諦めていませんか?

「記憶力は加齢と共に下がる」と一般的には言われていますが、それを口実に新しいことへのチャレンジをあきらめるのは非常にもったいないことです。

確かに加齢と共に記憶力が低下するのは医学的にも言われていますが、日常生活に著しく支障を来す認知症などの病気を除けば、たいていはその記憶力の低下は緩やかに進みます。

若者と比べて脳細胞の数は減るものの、一方では経験による脳細胞のネットワークの発達は若年者よりも発達していると言われています。

例えば、初めて対峙する問題にぶつかったとき、若年者に比べて経験豊富な熟年者のほうが短時間でスマートに対処することが出来るのは、この脳細胞のネットワークが熟年者のほうが発達しているからです。

スポンサーリンク

若年者と熟年者の違い

バラエティ番組で日本全国の駅名を暗記している少年が路線名を言われるとスラスラと駅名を答えたり、ことわざをたくさん暗記している幼稚園児などを見て「若い頭にはかなわないなぁ」と思ったことはありませんか?

しかしその一方で、もうじき70歳に手が届こうかというおじさん(失礼)でも円周率を10万桁を暗記出来る方もいます。

確かに生理学的には加齢と共に脳細胞が減っていきますが、そのことだけを見て「年を取ると覚えが悪くなる」としてしまうのはいささか早計です。

若い人のほうが物覚えが早いというのは、いわばまっさらなノートにガンガン書き込んでいく状態です。まだ書き出したばかりなので書き込んだ情報も少なく、見返したときも必要な情報をいち早く見つけることができます。

一方、熟年者のノートは今までの人生でたくさんの情報が書き込まれてびっしり埋まっている状態です。最近書き込んだ情報は見つけやすいものの、初めのほうに書き込んだ情報はどこに書かれているのか見つけ出すには時間がかかります。場合によっては見つけられないかもしれません。(思い出せない)

熟年者が「物覚えが悪くなった」と思ってしまうのは、新しい情報を書き込むスペースが少ないからなのです。熟年者が新しい情報を大量に覚える必要があるときは、古くて使わない情報を圧縮して奥のほうへしまい、空いたスペースを作らなければなりません。(あくまでも記憶のイメージです)

つまり、熟年者は若年者に比べて頭が弱くなったのではなく、古い情報を整理しないと新しい情報を記憶するスペースが少ないからであって、若年者に比べ頭が劣化しているわけではありません。

語学学習には最低1500時間必要

一般的に語学学習には最低1500時間は必要、と言われています。

それが若年者であれば1500時間で達成出来るかもしれませんし、熟年者だと2500時間かかるかもしれません。もしかすると学習習慣のなかった若年者は学習習慣のある熟年者よりも習得に時間がかかるかもしれません。

実際のところ、年齢という要因よりも、今までの学習習慣や仕事や社会生活を通じて獲得してきた問題解決力などのほうが、影響が大きいと思います。

だからこそ、年齢を理由に新しいことにチャレンジすることをあきらめないで欲しいと思います。

「若い頃はすぐに覚えられたのに、今は頭になかなか入ってこない」という声もよく耳にします。
知的好奇心に溢れていた頃は何事も物覚えが早く感じ、反面、単語を覚えるのにすご~く苦労したのは今も昔も同じだと思います。

「覚えた端から忘れていく….」というのは若い人も同じです。誰だって10個単語を覚えても、翌日には半分以上忘れるものです。

でも語学学習はそれでいいのです。忘れては覚え、覚えては忘れるを繰り返して、記憶に定着させていく作業は若者も中年も同じです。せいぜい忘れる数が2~3個違う程度なのですから、むしろ学習意欲の大きさやモチベーションの大きさのほうが学習効率への影響が大きいと思います。

私は、加齢と共に記憶力が低下してきたとしても、その記憶力の差は学習意欲やモチベーションで十分補えるものだと考えています。

60歳過ぎてから英語を勉強し始めてTOEIC 800点を超えた方もたくさんいますし、80歳から英会話を初めてツアーじゃない個人での海外旅行を楽しんでいる方もたくさんいます。

だから年齢を理由に語学習得をあきらめて欲しくないのです。

関連記事:
>>語学は勉強というより筋トレに近い