Part3の勘所も細かいところまで突き詰めればいろいろあるのですが、まずは初心者が手っ取り早く効果を上げられるポイントについて紹介します。
Part3は2人の短い会話を聞いて、会話内容に関する問題が3問あります。それが全部で13題なので計39問です。(Question 32~Question 70)
- Directions(Part3の説明) ※Part3の冒頭に一回だけ(30秒ぐらい)
- Question 32~34の会話読み上げ
- Question 32の問題読み上げ
- ***** ポーズ(8秒)
- Question 33の問題読み上げ
- ***** ポーズ(8秒)
- Question 34の問題読み上げ
- ***** ポーズ(8秒)
- Question 35~37の会話読み上げ
・・・・・以降、3~8の繰り返し
1つの会話につき3問もあると時間が足り無そうな感じがしますが、各問題の解答時間が8秒ずつあるので、意外と解答時間に余裕があります。
Part3の攻略のポイントは、この「余裕時間を有効に使う」ことです。
問題と解答選択肢を先読みする
まず、Part3のはじめにDirectionを読み上げる時間が30秒程度あるので、その間に問題と解答選択肢にざっと目を通します。
もちろん、会話文は問題用紙に書かれていないのでこの時点で解答を選ぶまでは出来ないのですが、問題から会話文がどんな内容か推測することができます。
例えば、
という問題であれば、道を尋ねているのかな?だとすれば道端か駅か…街中の会話かな?と大まかに会話のシチュエーションを推測することができます。
全く事前情報が無い状態でのリスニングと、ある程度ジャンルやシチュエーションを予想している状態でのリスニングでは、圧倒的に後者のほうが理解度が高くなります。
続けて、33, 34の問題と解答選択肢にざっと目を通せば、さっきの推測がより確信に近くなるでしょうし、もし推測と会わない設問が続いていたらそれはそれで心の準備が出来ますね。
わからない問題は思い切って捨てる
問題文を聞いて、問題を読んでも答えを選ぶのに迷う…..もう少し考えればわかるかも….というときがきっとあります。
でもほとんどの場合、時間を掛けて考えても確信を持って答えを選べるようにはなりません。残念ながらそれが今のあなたの実力です。
となると、テスト中に時間を掛けて考えるのは無駄な努力です。ここは頭を切り替え、適当に答えをマークして余った時間を次の問題の先読みに使いましょう。
この「わからない問題はスパっと捨てる」というのはこのPart3のみならず、TOEIC全体に通用する戦術です。
適当にマークしても25%の確率で正答します。明らかに答えの選択肢に入らないものを1つ除くだけで正答率は33%に上がりますし、2つ除けば50%になります。
そう考えれば、わからない問題に無駄な時間を使っている暇はありません。
時間が足りなくて先読みが出来ない!という方へ
時間が足りなくて先読みが出来ない!という方は基本的な英文読解力が不足しています。ここで紹介する先読みテクニックを使う以前の問題です。
Part3の会話文、問題には複雑な構文や長大な問題文は一切出てきません。非常に簡単な文がほとんどです。これが読めない、ということは
- 簡単な疑問文、平叙文の構文がわからない
- 単語がわからない/読めない
のいずれかなので、まずは中学レベルの基礎英語力をつける学習を先にやってください。
中学のときに一度やっている内容ですので、2週間~1カ月もあればおさらい出来るでしょう。
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