とりあえず会社から「TOEIC受けてスコア提出してね~(もちろん査定と昇進に関わるよ)」と言われたときや、全社でTOEICを受験しなければならなくなったけど、一体どんなテストで何を準備すればいいのかさっぱりわからない!という人のために、TOEIC関連の記事をまとめてみました。
一応、この記事からTOEIC各パートの対策記事にリンクを貼りました。
このページを最後まで読めば、TOEICとは大体どんな感じの試験で何を対策すればいいかがつかめると思います。
参考までどうぞ。
リスニングセクション(45分:100問)
Part1:写真描写問題(6問)
Part1は、1枚の写真を見て4つの短い説明文が1度だけ流れます。その中から正答を1つ選ぶもので、全部で10問あります。
一番正答しやすいセクションですが、リスニングが全然ダメな初心者は以下の記事を参考にしてください。
Part2:応答問題(25問)
Part2は、一つの質問、または発言と、3つの応答が1度だけ放送されます。
質問も応答も問題用紙には印刷されていません。耳だけが頼りです。
なので聞き逃すと絶対絶命なのですが、聞き逃さないようにするポイントがありますので、以下の記事を参考にしてください。
Part3:会話問題(39問)
会話が一度だけ放送され、そのあと設問が3つ続きます。会話は問題用紙に印刷されていません。
2016年5月からテスト形式が変更され、このPart3の問題数が30問から39問に増えました。
会話問題を厚くしたことは、より実践的な英語を志向しているためだと思います。
初心者には少し厳しいパートですが、以下の記事に目を通しておくと気休めにはなるかと思います。
Part4:説明文問題(30問)
Part4はアナウンスやナレーションなどの説明文が1度だけ放送され、そのあと設問が3~4問続きます。
新テストから図表の内容を問う設問も追加されました。
基本的にPart3と同じ形式です。
ここまでで試験時間45分です。
リーディングセクション(75分:100問)
残り75分で100問に解答していきます。
Part5:短文穴埋め問題(30問)
問題文の一部が空欄になっており、4つの解答選択肢から1つだけ選んで不完全な文章を完成させる問題です。
要するに文法問題です。
新テストから問題数が40問から30問に減らされました。
文法問題なので設問によっては全文読まなくても空欄の前後から正答がわかってしまうものも少なくありません。
文法を理解しているからこそそれが出来るわけですが、そうやって点数を稼ぐのはテストの趣旨から外れるので問題数を減らされたのだと思います。(その分、Part6、Part7の長文問題が増やされています)
とは言っても、解答パターンを知っているのと知らないのでは大きく差がでるパートですので、以下の記事を参考にしてみてください。
https://english-no-problem.com/toeic/post-305/
https://english-no-problem.com/toeic/post-310/
Part6:長文穴埋め問題(16問)
一つの長文の中に空欄が3~4か所あって、それをそれぞれ4つの選択肢の中から選んで不完全な文章を完成させる問題です。
長文を全部読むのは初心者にはかなりキツいと思います。
初めてTOEICを受ける英語初心者だと、時間内にPart6にたどり着くことすら厳しいかもしれません。
それでも問題構成と対応策を知っておくことは有意義だと思いますので、以下の記事を参考にしてください。
Part7:読解問題(54問)
掲示板や広告、手紙、スマホのインスタントメッセージなど、様々な文書を読んで設問に解答します。
リーディングセクション全100問中、半数以上がこの読解問題です。
ビジネスシーンで出会うであろう文書について問われます。
初心者だと時間内にPart7にたどり着ける人はほとんどいないと思います。(というかここまで来られたら英語初心者ではない)
結局のところ、Part6、Part7で正答率を上げるにはリーディングスピードを上げるしかありません。
リーディングスピードを上げるには、文法と語彙のスキルを上げなければならず、つまりそれは英語の基礎力を上げることに他なりません。
まとめ
TOEICの全パートについて簡単に解説してみました。
個人的には英語初心者が小手先でスコアアップを狙うことにはあまり賛成しかねないのですが、そうは言ってもスコアによっては給与査定や人事考課に影響することを考えれば、少しでもいいスコアを取っておきたいと思う気持ちはよく理解できます。
恐らく初めて受けるTOEICのスコアは(内心自分でもわかっていながら)微妙なものになると思いますが、そのほうがこれから何を勉強すればいいのか、どういうところを強化していけばいいのかがハッキリ分かります。
そこから勉強を始めれば、やった分だけスコアが伸びるので英語学習が楽しくなりますよ。
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