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海外出張時に病気!?そんなときに使える英語フレーズと保険の話

海外出張時は気が張っているので意外と病気しないものですが、滞在期間が1週間を超えると現地の気候や習慣に慣れてきて、ふとした気の緩みから免疫力が低下して高熱が出たり腹痛が起きたりすることがあります。

ホテルのフロントに言えばクリニックや病院を教えてもらえますが、いざ病院に行ってからドクターやナースに症状を英語で伝えるのは結構骨が折れるものです。

今回はそんなときに使えるフレーズを紹介します。

頭痛がする、熱がある

風邪(cold)の典型的な症状ですが、頭痛は”headache”, 熱は”fever”です。

<例>
I have a headache and high fever.
(頭痛と高熱があります)
<例>
I have had a headache and high fever since last night.
(昨夜からずっと頭痛と高熱があります)

現在完了を使うと「~からずっと痛い」という感じが出ますね。

病院に行ってドクターに「頭痛と熱があるんです」と言えば、ほぼ間違いなく「いつから?(from when?)」と聞かれるので、現在完了形での言い方も挙げておきました。

<会話例>
Doctor: What’s wrong with you?
(どうしましたか?)
あなた:I have had a headache with a high fever since last night.
(昨夜から頭痛と高熱なんです)

“headache”の発音は「ヘッドエイク」。実際の発音は「ヘディック」に近いです。

もっと具体的に症状を説明する場合

<例>
I have a sore throat with a high fever and chills.
(喉が痛くて、高熱と寒気がします)

“sore”は「痛い、ひりひりする」、”chill”は「寒い、寒気」です。

ホテルのフロントに体温計があれば借りて測ってみるといいでしょう。

ただしアメリカの体温計は華氏表示のものほとんどなので、摂氏が併記されていなかったら華氏から摂氏に換算してください。

関連記事:
>>アメリカで使われるヤード・ポンドがややこし過ぎるのでなんとかしてみる(1)

ちなみにアメリカでも37℃=98.6℉が平熱との境になってます。

歯が痛い

日本は歯の根管治療(根っこの治療)の技術が遅れているせいか、根管治療の根治率が歯科医によって大きく違います。

そのため、昔、歯髄を取って根管治療した歯が免疫力が下がったときに化膿して旅行先で歯の奥が痛む、といったケースが良くあります。

<例>
I have had a toothache since last night.
(昨夜から歯が痛いんです。)

アメリカの歯科治療は目が飛び出るぐらい高額なので、できれば海外出張前に治療を終わらせておきましょう。

他の部位が痛いとき

<例>
I have a sharp pain in my belly.
(お腹が刺すように痛い)

胃が痛い、など具体的な部位が判るときは、上の例文のbelly(腹)をstomach(胃)に替えればOK。

“ache”は鈍い痛み、鈍痛を表し、”pain”は体の外側の鋭い痛みに使います。

でも上記のように”sharp pain in my belly.”のように体の中も使いますし、stomachache(胃痛)のようにも使うので、初心者の段階であまり厳密に使い分けなくてもいいと思います。

acheでもpainでも医者には通じるので

ちなみに痛み止めは”painkiller”です。

日本語では痛みは「止める」ものですが、英語では痛みは「殺す」んですね。

下痢は”diarrhea”

現地で慣れない食事をすると稀に高熱や下痢に見舞われることがあります。

<例>
I have diarrhea after eating stakes yesterday dinner.
(昨夜、夕食でステーキを食べた後から下痢しています)

「下痢」は英語で”diarrhea”。綴りが変わっているので発音しづらいですがカタカナで書くと「ダイアリィア」です。リにアクセント置けばOK。

TOEIC400点台の頃、アメリカ滞在中に下痢が止まらずたどたどしい英語で”water come from my ass, like a flood…”と病院で説明したら、ドクターが数秒固まってから”Oh! you mean diarrhea!?”と判ってもらったことがあります。

“diarrhea”という単語を知らなくてもなんとかなりますが、知っていると話が早いです。

日本の健康保険が海外でも使えるって?

はい、使えます。

海外で治療を受けたら、それと同等の治療を日本で受けた場合にかかる費用の7割が健康保険でカバーできます。

例を挙げて説明すると、海外で医療機関にかかって10万円の費用がかかったとします。

その治療と同等の治療を日本の医療機関で受けた場合の費用が4万円だったとすると、4万円の7割=28,000円がカバーされます。

海外の医療機関で負担した10万円の7割ではないことに注意してください。

海外で受けた治療費と同等の治療を日本で受けたときの治療費のどちらか安い方の7割が健康保険から給付される、と思ってください。

帰国後に加入している健康保険組合に申請する必要がありますので、現地で受け取ったレシートは大事に保管して帰国してください。

海外での治療で健康保険が適用されないケース

当然ながら、心臓移植などの高額医療、美容整形手術、審美歯科治療、新技術を使った先端医療などは健康保険の海外療養費に当たらないので注意してください。

高額治療をカバーする海外旅行保険は絶対必要

海外で受けた治療費が10万円程度であれば個人でもまだなんとかなります。

しかし、例えばアメリカで急性虫垂炎になって緊急手術を受けることになると、医療費は280万~350万程度かかります。特にアメリカは医療費が高額な国です。

一方、日本で虫垂炎の手術を受けると大体50万前後です。

3割負担なので病院窓口で15万円支払いますが、高額医療費制度によって年収が約770万までの人は月額負担上限が約9万円なので15万-9万=6万円が健康保険から給付されます。(※上限や給付金は年収によって変わります)

日本では50万円の手術・入院をしても、個人で負担するのは9万円までです。

これは、医療費が高額になれば個人の窓口負担が3割でも生活を圧迫するぐらいの負担がのしかかってくるため、収入に応じて上限を設け、それ以上の窓口負担が発生したときは差額を健康保険から給付してくれるという、大変有難い制度なんです。

アメリカに出張中に運悪く虫垂炎になって手術して仮に300万円かかったとすると、日本で治療を受けた場合は50万円なのでその7割=35万円しか健康保険から給付されず、しかも高額医療費制度を使って15万-9万=6万円を給付してもらっても、

300万(医療費総額)-35万+6万(健康保険給付金)=259万円

自己負担になってしまいます。

そのため、安心して海外出張するためには渡航前にこの部分をカバーする保険に加入する必要があります

クレジットカード付帯の海外旅行保険の注意点

手持ちのクレジットカードに付帯している海外旅行保険を使うのが一番手軽ですが、クレジットカード付帯の海外旅行保険にはいくつか注意点があります。

それは、そのクレジットカードで旅行代金を支払っていないと保険が効かない、というもの。

クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、自動付帯型または利用付帯型の2種類あり、年会費無料のカードは後者の利用付帯型が多いです。

一般的に年会費が有料のゴールドカードやプラチナカードは、カード利用の有無に関係なく海外旅行保険が付帯される場合がほとんど(自動付帯)ですが、年会費無料のカードは海外旅行代金をカードで決済することで海外旅行保険が適用される(利用付帯)ケースが多いです。

滞在中に病気になってしまってから「カードを所有していれば自動的に補償されると思っていた」では、後の祭りですので、ご自身の所有しているカードがどういう条件なのか(自動付帯か利用付帯か)、一度確認したほうがいいでしょう。

私の場合

私はクレジットカードを2枚所有しており、1枚はANAのワイドゴールドカード(Mastercard,年会費15,120円)ともう一枚は楽天カード(JCB, 年会費永年無料)です。

私は以前国内出張が多く、月に4~5回は飛行機で移動していたので、マイル積算率の高いANAワイドゴールドカードをメインで使っていました。

その後、海外事業に携わるようになり、国内移動よりも海外移動の方が多くなりましたが、海外旅行保険が自動付帯(カードを使わなくても自動で補償される)だったので、そのままメインカードとして使っています。

もう一つは、アメリカのガソリンスタンドでクレジットカードを使いたかったので楽天カード(JCB)を作りました。

関連記事:
>>アメリカ出張でレンタカーを運転するのは不安?でも大丈夫!

クレジットカードの海外旅行保険は補償上限が合算される(死亡保障は除く)ので、カードを複数持っている人は新たに海外旅行保険に加入しなくても、クレジットカード付帯の海外旅行保険でカバーされる場合が多いです。

私の所有しているカードの補償範囲はこんな感じです。

ANAゴールドカード(Master) 楽天カード(JCB)
死亡補償 5000万 2000万
傷害治療費用 300万 200万
疾病治療費用 300万 200万
携行品損害 50万 20万
救援者費用 500万 200万

 

仮に急性虫垂炎で手術費用が350万かかったとしても、2つのカードの疾病治療費用を合算して500万まで補償されるので安心です。

ただし、一つ注意点があります。

楽天カードの海外旅行保険の付帯条件に「自宅から出発空港までの交通費または海外旅行代金を楽天カードで決済すること」が条件になります。

私は大体、楽天トラベルでチケットを購入して楽天カードで決済するか、会社がチケットを取る場合は京成スカイライナーの支払いを楽天カードで決済することでこの条件をクリアしています。

特に楽天カードでチケットを買うと楽天ポイントがガンガン溜まります。(笑)

会社が気を利かせて羽田発着便を取ってくれたときは、自宅から最寄り駅までタクシー(ワンメータ)を楽天カードで支払うと海外旅行保険の付帯条件をクリアします。

今なら新規入会で5000ポイントつくのでセカンドカードにオススメです。

ちなみに付帯している海外旅行保険はキャッシュレス型(現地の病院で立て替え払いしなくてよい)なので安心です。

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